胆道閉鎖症手術のまとめ
生まれる前に嚢胞が発見された我が子(妊娠18週)。
家近の産婦人科から、大御所の大病院に転院。
高齢出産と家族の糖尿病リスク(祖母・父)など抱えながらの出産、そして我が子の入院生活スタート。
わからなかったこと
・生まれるまで、何の病気なのかわからない。
・障害の有無
・入院・治療・手術に関わる金額
・我が子の為の保険に入れるのか
・医療費などのお金は申請すれば戻ってくるのか
・MTCフォーミラミルクは無料でもらえるの?
・薬はいつまで飲むの?
・外出禁止はどんな感じ?
・同じような子供ってどれぐらいいるの?
結果
生まれるまで、何の病気なのかわからない。
・生まれる前からMRIで検査をしたり、嚢胞の形状位置から胆道拡張症かな?と言われていて、Tチューブの挿管後(1回目の手術)、ビルビリンの値から胆道閉鎖症の診断が出る。
障害の有無
自然分娩で生まれ、今の所目立った点なし
入院・治療・手術に関わる金額
・費用はトータル380万円かかりましたが、乳児医療券で全て無料に。税金を払っていて良かったです。
我が子の為の保険に入れるのか
・入院や投薬があると保険は全滅なため、生まれる前に農協の学資保険を契約。その後コープ共済のJ1900コースに条件付き加入をする。
医療費などのお金は申請すれば戻ってくるのか
・高額医療制度などいろいろ混乱したままでしたが、必要なかったです。あえて言うなら、寄付金控除を申請し、ました。(手続きは源泉徴収書があれば5分ぐらいでできる。簡単♪)
MTCフォーミラミルクは無料でもらえるの?
・胆道閉鎖症の赤ちゃんに(とりあえずいまのところ限定的に)無料で提供してくれる企業があるとの情報があり、直接電話をしてみました。優しそうなお兄さんが説明してくれましたが、医者の診断書があれば提供出来る、ただ、今後は提供する病気の指定から外れる可能性が高い。とのことでした。結局我が子は主治医が必要ないとのことだったので、普通の粉ミルクを使用。
薬はいつまで飲むの?
・退院してから9ヶ月ほどたちましたが、退院してから変更はありませんでした。通院の頻度は一ヶ月に1回から現在は77日に一回となりました。
外出禁止はどんな感じ?
・一歳になるまでは外出・家族以外の接触禁止と言われていました。特に祖父母との面会は入院時の一回と、ハーフバースデーの一瞬とあり得ない状況でした。親族の心証が悪くならないように、病気の理解をお願いし、できるだけ交流が生まれるようにSkypeを利用し我が子への愛着を持ってもらうようにしました。
日常の買い物は旦那様か、コープの配達でした。私が風邪をひくと我が子のリスクが上がるため、自動的に引きこもり育児となりました。うん、辛かった。
同じような子はどれぐらいいるの?
・たまたま地域の保健師さんにお話を聞くチャンスがあり、市内には高校生が2人、小学生が一人とのこと。多いような、少ないような。今後のことの心配(保育園など)があったら、連絡くださいとアドバイスをもらう。
とまあ、思いついた順に記録してみました。
このブログを書くきっかけも、
そもそも明るい記事の胆道閉鎖症のブログがない、ということから。
夜中の授乳中に、暗く悲しい気持ちになって我が子を手術に送りたくない、という気持ちからでした。
私が知りたかったのは、病気になって、手術をして、リスクを抱えながらも、
元気に毎日成長している、大人になっている!という内容。
私は、希望が欲しかったんです。
もちろん正確な情報も大切です。
それと同じところに
この手術、治療を乗り越えたら
素敵な毎日が待っているんだ、と信じたかった。
毎日ドタバタで、普通のお母さんたちみたいに
ちょっとしたことで心配して
ちょっとしたことで喜んで
周りにむやみやたらに自慢して
時々親バカになったもんだと自嘲して
診断されたばかりのお母さん、これから手術を迎えるお母さんへ。
退院すれば、毎日楽しいですよ。
本当に、あっという間に時間が過ぎるから。
病院着の写真じゃなくなるから。
だから、あともう少し。踏ん張ってください。
いまの頑張りの先に、必ずそういう時が来ますよ!