美味しい薬の飲ませ方(赤ちゃん編)

病気を患った我が子。

退院は出来たものの、薬との付き合いがずーっと続くとお悩みのお母様方。

我が子も、入院中から点滴の数が減るたびに薬の種類が増えて行くデススパイラルに巻き込まれていきました。

もちろん、そのおかげでCV(中心静脈カテーテル)を抜くことができたわけで、お薬万歳、なわけです。

(CV:一番心臓に近い静脈に注射しやすいように体の中を管が通っている、想像するだけで恐ろしいもの)

ところが、もちろん世の中そんなに甘いものではなく、薬を飲ませるのがとにかく大変。

何が大変って、

だって、美味しくないんだもん。

プレドニンというステロイド剤だって、直接体に流し込んでいるくせに、口の中が苦くなるという、ブーメランよりもひどい返し技付き。

胆道閉鎖症の我が子は、

ウルソ

パンビタン

ダイフェン

アルファロール

インクレミン

ケイツーシロップ

のラインナップでお薬をいただいます。

看護婦さんには、粉薬はお水で練って口の内側に、って言われたけれど

ダイフェンが苦すぎて、口の内側に塗るなんてさらなる苦行。

シリンジで飲ませると、最後の最後、力の入れすぎで思いっきり薬が口の中に発射され、咳き込む我が子。

やっと辿り着いたのが、サイズば大きいけれど、普通に薬局に売られている(30円)スポイトです。

これなら少しづつお口の中に入れてあげることができる。

ところが、それでも嫌がったのがインクレミン。

鉄剤ということで、シロップ状なんですが

とにかく吐く吐く。

オレンジ色のシロップを吐き出す。

つまり、そもそもまずいからシロップ状なんだ。

これだけは、本当に続けるのが辛かったです。

結局、基準値より0.1数値が下回っていましたが、努力目標ということでなくしてもらいましたが、その分私が鉄剤を飲んで母乳でフォロー(できるといいな)。

ただ、手術をしたり低体重の赤ちゃんには必要らしく、頑張るしかないですよね。

それでも、薬を飲ませる時には歌を歌ったり、リズムをつけながら(ジョースのテーマとか、ダースベイダーのテーマとか)口に少しづつ運んでいくと、最近では、スポイトを噛んで離さないまで❤️に成長。

もちろんプライスレスの母親の笑顔🌚をセットにすることもお忘れなく。

やぱり、薬が美味しくないって知ってるし、飲ませなきゃいけないって必死になっちゃうけど、顔が怖いとさらに嫌がってしまうので、うそっこでもいいので超笑顔であげるのがとても大事かなっと。

上手に飲めたら、めちゃくちゃ褒める。

そして、上手に飲めている様子をビデオにとっておいて、すこし大きくなって薬を嫌がるようになったら、それを見せる予定です。(どれだけ効果がおるかわからないけど)

薬とずっと付き合っていかなければいけないからこそ、それにどう向き合うのか。大事だなあと思います。