紙おむつの使い方
病院暮らしが始まって、最初の頃は我が子は赤ちゃん用のポットと呼ばれるベッドに眠っていたため、私自身は子供用のベッドに寝ていました。
日中はそこがお世話用のベットに早変わりです。
しかし、もちろん小児科に居るため、ベットは子供用。155cmの私の身長がぴったり収まるサイズのため、夜に体を伸ばして眠ることができませんでした。
安眠できない中、手術に向けて準備が始まりました。
ところで、新生児のお風呂といえば沐浴ですが、体にいろんな謎チューブがついてからは普通に沐浴させることはできません。けれど、新陳代謝が激しい赤ちゃんは清潔に保つために毎日お風呂に入らせなければいけない。
そんな時に活躍するのが、紙おむつだったのです。
体は清拭、お股はシャワーみたいになっているペットボトルでお湯をかけて綺麗にしたんですが、頭を洗う時には紙おむつを頭の下に敷いて上から水をじゃんじゃんかけ始めたのです。
さすが日本の紙おむつ。じゃんじゃん水を吸い取り石鹸をつけた髪を綺麗に洗い上げるまでの吸水率。まさか、メーカーさんもそんな使われ方をするなんて夢にも思わないでしょう。
もし、我が子が熱でお風呂に入れない時も、この方法なら…。
まあ、そんな日は来てほしくないですが。
けれど、産婦人科を出てすぐに小児科に移ったため、新生児の子育てっていうものがいったいどんなものなのか、結局わからないままでした。
我が子の全裸を見たのも、ずいぶん後になってからだったし。
良かったことは、困ったことがあればすぐに看護婦さんに質問できるということ。
おかげで、ホームドクターがそばにいる安心感がありました。