MRIの中

人生初のMRIを体験しました。

もちろん、おなかの赤ちゃんの嚢胞をみるためです。

強い磁気で断面図を撮影するらしいけれども、原理はもちろん分かりません。

ただ、注意書きにアートタトゥが反応するとか、化粧の粉に含まれる金属成分が危ないとか。

読めば読むほど、自分の体内に何かしらの金属片があったら、MRIに入ったら機械に反応して腹から飛び出すんじゃ無いかと、そんな変なことばかり考えていました。

注意書きのなかに、

閉所恐怖症でないこと、と書かれていて

また、押入れに入るのが好きだった自分はなんの問題もないだろう、とおもっていました。

ところが実際には、半円状の狭い筒の中、ヘッドホンをして、手には緊急用のボタンをもって入っていくんですが、とにかく圧迫感が物凄い。

白い機械で、視界にはパステルカラーの柔らかい光が見えるんですが、目の前に白い壁が迫って来ていて、

確かにこれなら閉所恐怖症の人にとってパニックになるなぁと思いました。

思わず棺桶を連想したほどに。

もちろん、なんの痛いこともなく、ヘッドホン越しに聞こえる指示に合わせて息を吸ったり吐いたり。

まあ、それだけだったんですが、なんとも言えない心理的な圧迫感を感じました。

ただ、後になって見せてもらったMRI画像では、とても鮮明に赤ちゃんがおなかに入ってる様子が写っていました。

エコーとはまた違う人体の不思議に触れることができました。